「あいつは要領がいい」
これは、私にとっては褒め言葉です。
でも、人によっては「手を抜いている」と言われたように感じるかもしれません。
以前、友人に
「あなたは説明が上手だね」
と言ったことがあります。
私は褒めたつもりだったのですが、友人はあまり嬉しそうではありませんでした。
どうやら、
「最初からできたわけじゃない」
「自分なりに苦労して身につけてきたことなんだ」
という気持ちがあったようです。
私にとっては褒め言葉でも、相手にとっては少し違って聞こえる。
言葉って、面白いですよね。
私は「変わってるね」と言われると、少し嬉しくなります。
でも、言った本人は褒めているつもりではなく、ただ「変わった人だな」と思っているだけかもしれません。
同じ言葉でも、受け取る側によって意味が変わる。
だから、褒めることは簡単そうで、意外と難しいのだと思います。
ただ、比較的まっすぐ届きやすい言葉もあります。
「一番おいしい」
「あなたに会えて嬉しい」
こういう言葉は、相手に伝わりやすい気がします。
もちろん、心がこもっていなければ意味はありません。
でも、言葉の選び方ひとつで、人の気持ちは変わります。
仕事でも、人間関係でも、言葉を上手に使うことは、いつまでたっても私の課題です。
昔の私は、知っていることを話したい気持ちが強かったのかもしれません。
いわゆる知識自慢のようなものです。
でも最近は、少し考え方が変わってきました。
知識は、持っているだけではあまり意味がありません。
誰かの役に立つ形で伝えられて、はじめて価値になるのだと思います。
だからこれからは、知識自慢ではなく、知識公開のような形で発信していきたいです。
言葉を選びながら。
相手に伝わる形を考えながら。
私も、少しずつ変えていきたいと思います。