早めに考えておきたい、WEBクリエイターの寿命

私がこの問題に取り組んで、考え出したのは、起業当時頃からでした。

WEBクリエイターには、目に見えにくい寿命があります。

というのも、WEB業界って本当に若い世代の社長が多く、30代社長はおろか、20代社長もゴロゴロいるような世界です。

そう、求められる人材は、若手ばかり。この事実を私は、起業時頃から知っていて、自分がどうあるべきかについて考えてきました。

それを最初に実感したのは、一人の友人の話です。

東京に住んでいて仕事を探しているけどWEBクリエイター(特にコーダー)は、35歳位までしか求められていない。自分の同じ業界への転職も難しい。

友達は当時32、33歳位だったと思いますが、こんな事を話してくれました。

現在は地元に戻り、WEB関係とは無縁の仕事をしています。

もう、WEBじゃ稼げないっ・・・

と言っていました。

WEBクリエイターには目に見えない年齢の壁がある

私は自分のクリエイターの寿命を起業後まもなくから考えてきました。2008年の時点で、私の友達は自分の職業について嘆いていたのです。

これまでの自分の経験と自営業になり、自分が雇う立場になった経験で考えるとよくわかります。

私は起業する前に、郵便局で仕事をしていました。

そこでは、40歳以上のバイトを雇うことを本当に嫌っていました。なぜなら、覚える事ができないからです。

郵便局の窓口は、本当に覚える事が多く、若手でも苦労します。そこに、年配の方が入ると、目に見えてミスが多くなるんです。だから、歳をとってからの仕事は本当に大変なんだなーと、痛感していました。

これをWEBクリエイターに当てはめてみると、WEBクリエイターも同じです。覚える事が膨大です。毎年WEBの新しい何かが出てきて、それを覚えなければなりません。これをミスなくやりこなせる人物像を考えた時、それは、年配の人ではないんです。

そして、自分が雇う立場になりました。実は、WEB会社を持つと、年100件以上、『仕事します!』『仕事やらせてください』のメールが問い合わせから入ります。

もううんざりするほど。

そこで、第一関門になるのが、年齢です。歳をとって仕事もろくに取れない素人を雇う気持ちになる経営者はまずいないです。(その後、いろいろな関門がありますが、ここは省略します)

WEB会社の平均年齢も、とても若いです。

とにかく、自分が選べない状況で、クリエイターをしていたら、すぐに年齢でアウトにされてしまうんです。

クリエイターの寿命問題を回避するためにしなければならないこと

当時、私はこれを何度も本気で考えて、自分を奮い立たせて行動していました。

少なくとも自営業であることが、強みにはなります。

しかし、自分が一生働かなければならない事実は変わりません。

これを回避するためには、自分がクリエイターを選べる、もしくはそれ以外の仕事を持つしかありません。

当時、私が考え実践したことは以下です。

  • 経営者になる(人を使う、雇う、人に給料を支払う)
  • 社会的信用を得られる実績を作る
  • 先生業をできる土台を作る
  • 副業を持つ

実際、年配の同業者は、先生をしている人が多いです。

しかし、ある程度の実績がなければ、先生をやったところで信頼を得る事ができません。

資格なり、信頼要素なりを持つ必要があります。

私がまず始めにやったこと

私は起業当時、自分が生きていくお金位しか当時持っていませんでした。

離婚して、小さな子どもを1人育てて居る状態です。

コーディングの外注利用をしていましたが、それはデザインしかできないデザイナーであれば普通の事です。

しかし、雇わなければ雇う状況を作り出せません。

最初は、まず週に1、2回うちに来てもらう人を作りました。

そのうち、午前中だけの人に変わりました。

そして、丸一日の人ができました。

支払いに対する慣れは必要です。これができなきゃ生き残れないとわかっていたら、やがてそうなってくるものです。

実績作り

これは私にとっては偶然の産物でした。でも願ったからこそ?そういうものができたのかも知れません。

実績ってどんな仕事をするためにも必要です。ですが大手実績ってやっぱり七光りします。

しかし、ここで勘違いして欲しくないのが、実績とは対価ではなく、経験ということです。

通常有意義な経験には、自己投資が普通は必要です。

有意義な体験として、ハワイに行く、エステに行く、勉強をする。これらには、対価が必要ですよね?

私の場合、今の仕事を考えれば、大きな仕事は自己投資だったと考えています。

未だに、はじめての実績作りには、対価がつきまといます(涙)実績作りとはそういうものなんです

先生業は、早めに始めるが肝心

全ての業界の中で、最も稼げるのは、教育を与えてくれる人です。

病院でもそうです。医者は、誰から教わって医者になりますか?

そう、先生です。

だから、生き残るには、何かしら先生をしていた方が生きやすいのです。

しかも、先生をすれば、自分の実績としても評価がよくなります。

お金が必要になった時でも、先生しよう!って考える事ができます。

ただし、ですよ。。。

自分は先生が適職じゃない』と感じている人って沢山いるんです。

私がまさにそのタイプでした。

もう、それはそれは苦労しました。

教えるはいいけど、緊張や後から何かいわれるんじゃないかという不安で心が痛くてしかたありませんでした。

最初はこれをやっていると生きてるココチがしませんでした。

そこで、自分にムチ打って、月1の先生をすることにしたんです。

同じ事を3ヶ月続けたら、習慣化すると言いますよね。それと同じで、辛くても続けたら、なんとなく形になっていくんです。

先生業はね、早めにはじめるのが肝心です。

小さくて、お客さま少なくていいんです。早くはじめないと耐性が付きません。だから、読んだ人には参考にしていただきたいです。

クリエイターの寿命については注意深く考えてください

手に職を!おうちで空き時間に仕事!フリーランスの時代!

などと言われる世の中ではありますが、求められる人材に年齢は関係しています。

クリエイターとして仕事ができるから限りなくあるとは言えません。

クリエイターになると、今後自分が仕事をとれなくなった時の事を考えなければ、行きつく先は誰でもできる仕事です。

そうならないためにも、これを深く考えていただけたらと感じます。

私が最初に作った安定収入を得るためのロードマップはこちら

https://note.com/mudora/n/n8de6f61735c9

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