ウェブデザインについて考え続けるデザイナー佐光智子です。
今日は、ウェブデザイナーさん向けのデザインの記事です。
最近、まだまだフラットデザインがはやっているものの、
世間ではミニマルデザインが流行りつつあります。
このミニマルデザインというのが、
コンテンツを最小限の情報にとどめ、わかりやすくしたものです。
デザインの基盤としてはフラットデザインが採用されています。。。
けど、果たしてこのデザインは現代の世の中で使うものとして正しいのでしょうか?
デザインは二極化している
ウェブデザインは今、二極化しています。
販売に適したデザインをしながら、売上を追い求めるデザインと、
流行りや会社のイメージに沿って綺麗に作るウェブデザインです。
どちらが良いのかというと、それは、そのクライアントの会社の方向性できまってくるのではないでしょうか?
なんでも、販売につなげるウェブサイトは必要ないとは感じています。
たとえば、保育園のウェブサイトや、人事採用のウェブサイト。
こちらはイメージ重視になってきます。
カフェもその類かもしれません。
そうなると、販売系のデザインは必要ないでしょう。
販売が必要なサイトは、小売、サービス系なのではないでしょうか?
小売やサービス系のデザインをする場合は、フラットデザインを使ってもあまり意味がありません。
販売におけるデザインとは
販売において、必要になるデザインの中で重要なものとして、「ユーザビリティー」があります。
ユーザーをスムーズにサイト内での目的を到達させることをユーザビリティーはうたっています。
原則販売におけるデザインでは、これを重視します。
ということは、フラットなボタンなど、何のユーザビリティーでもないことが直感的にわかるかとおもいます。
ボタンは、ボタンらしいデザインをしていなければならないのです。
オンマウスになった時にやっと色が変わってボタンだとわかるのではなく、
見た瞬間にそれがボタンだとわからなければなりません。
また、重要なところは視認性を高くする必要がありますし、お客様が商品に対して納得できる説明も必要です。
「テキストは読んでないから!」と削減する人も多いのですが、販売においてサイトを作る際のテキストとは、削減するのではなく、いかに読ませるデザインにするか?または同じ内容をいかに短くして伝えるか?が必要な作業となります。
脳は立体を感じて感動する
美術館に行くと、立体的な平面の絵に感動したことはありませんか?
人間の脳は、いつも平面的に物事を見ています。
だから、平面的なものに対して、そのギャップを感じると、感動するんですよね。
現代アートの島として有名な直島では、こういった視覚のギャップを利用したアートが人気を呼んでいます。
つまり、人間は、立体感が好きなんですよね。
車の例でいうと、昔、車はまっすぐな車体をしていました。
それが徐々に丸みのあるデザインになり、爆発的に流行ったビードルという車。
すごい立体感が表面的に伝わったんですよね。
販売的なデザインは、もっと視覚に訴える必要があります。
ただの色合わせ、デザイン合わせした、サイトではうまくいきにくいことが多いのです。
また、色を極端に絞ったサイトでもそれは難しく、
結局のところ、青系のサイトであっても、暖色を効果的に組み合わせる必要があると感じています。
重要なところは、暖色なんです。それは販売会の掟でもあるような気がしています。
ウェブデザインは、二つのデザインを意識して作ること
適材適所ということばがある通り、ウェブデザインにもそのサイトに適したものがあります。
ぼんやり綺麗だなーとみるのではなく、効果的に使う方法があります。
そのサイトを見るお客様の心理をまず考え、どんなデザインが適しているかを的確しり、デザインをほどこしていきましょう。
そのサイトは、サービス系なのか?それとも、コミュニケーション系なのか?
ただたんに、売れるデザイン、綺麗なデザインを作れば良いというわけではありません。
ウェブサイトには理論が必要です。
効果的にサイトをデザインするために、制作前に考えてみてはいかがでしょうか?
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