去年の4月 弊社の10周年を祝ってもらってから会うことのなかったメンターが先日亡くなったと14日に知りました。
ずいぶん、おっきなプレゼントが届いた気がしましたよね。享年59歳でした。
メンターに出会って9年目。ゲームの中での出会いがきっかけでした。
私が、亡くなった友達のことで落ち込んでいる時、現実逃避のためにセカンドライフというゲームを始めたのがきっかけでした。
そしたら、不思議なことに、亡くなった友達が、夢枕に立って、「この人が全部教えてくれるから」と言ってくれたんですよね。そんな不思議な出会いがありました。
夢枕に立った友達は、「将来良きビジネスパートナーで」と言ってくれて、仕事を心配してくれていた、とてもいい人でした。そんな人たちが次々と亡くなって、私に今度仕事を教えてくれるのは、誰なのだろう?なんて考えながら無気力でいます。
「死は愛」といつか、東京カテドラル聖マリア教会のマリア様が教えてくれました。
愛は想い出なんだろうか。。。今の気分をメールしたいのに、もうその返事もないかと思うと、胸が痛いです。
メンターが教えてくれたこと
とてもご家族を大切にされている人でした。
奥様が一度も立つことのないであろう、セカンドハウスのキッチンを奥様の背丈に合わせたくらい。
家族に負担がかからないように、死ぬずっと前に相続税対策を終わらせています。かなり苦労されていました。
そんなメンターは私に経営についても教えてくれたけど、愛についても教えてくれていたような気がします。
どんな相談をしても、中立的な立場で相談をしてくれていました。
そして、いつも私を応援してくれていました。無償の愛を感じていました。
無償の愛とは、何かを妥協するのとは違うんだけど、それでも全てが受け入れて解決することだとは感じています。
メンターはプロテスタントでしたが、亡くなった人の前では宗教も何もないという話をよくしていました。
私は尊敬する人から本をススメてもらうのが好きなので、その時も本をススメてもらいました。
それがドラッカーです。
その人が好きな本は、その人の思想を表します。
彼はかなり忠実なドラッカー心の持ち主でした。
おかげで大いに経営学に触れることができ、とても勉強になりました。
めちゃくちゃ依存していたのは確かですね。9年ほとんど毎日メールをしてきました。
お仕事も少しもらっていたし、よくお食事にも連れて行ってもらいました。
私の最後の仕事は、彼のホームページのサーバー更新を止めること。悲しいけれど。
私がメンターを目指すために聞いたこと
去年の後半頃に、思い切ってメンターに年収を聞いてみました。
ここには書きませんが、そんな年収をもらってる人を私は知りません。本当に謙虚に、君が目指すには少なすぎるかもしれないけど、、、って言われました。けど、一生かかっても無理な気がします。
毎日、2時間も仕事をしないような人でした。
それでも32歳から50歳まで、給料が増えるたびに大半を貯金に回していたと聞きいています。
倹約に勤め、相続税対策が終わった、52歳からは精力的に自分がやりたいことをやりました。
自分の夢はあとまわしだったけど、やりたいことを全てやってしまったんですよね。
時には、家にシェフを呼び、100万円以上のロマネコンティを開けたりしたと聞いています。
お坊ちゃん育ちで、死ぬ間際まで、自分は他の人より幸せだったと思うって言っていましたが、毎日朝起きて、責任で気が狂いそうになる彼を私は知っていたので、正と負の法則。良いことも悪いこともみんな平等に半分づつあるんだなと今も感じています。
全ては自分の成長のために必要だから引き寄せること
人との出会いは、自分一人で考えたって、何も解決しないことです。
それは家族ゆえそう。
私がメンターに出会う前、本当にそれはそういう人に出会いたいと願ったことだったし、彼もきっと生きがいが必要だったのだとは思います。
もちろん、彼にとっては若い女の子とお酒を飲むチャンスだったのですが(笑)
家族のことも、恋愛のことも、仕事のことも、どんな恥ずかしいことも話ができる人でした。
それは、彼が聞こうと、受け入れようとしてくれたからだと思います。
私も、もっとそういう風に寛容になっていかなくてはいけなくて、自分の気持ちだけでいっぱいいっぱいの今がとても情けないなって感じます。
いつか私が逆の立場になったら、同じように頭を撫でてあげなくてはいけないのだと思います。
人間そんなにうまくできてないけど、その完成系みたいな人に出会ったきがします。
この次も、きっと彼の計らいにより、誰かに出会うのだと信じています。
相談できなくなっていろいろ考えたこと
私はきっと、最後の最後まで、彼に相談をしていました。
とんでもなく、めんどくさい悩みで、死ぬ間際の人に失礼だったなって今は思う。
メンターのことちゃんと考えてあげれなくって、痛いし、眠りがどんどん深くなっていくのに、私はわからないから普段通りにメールを送っていました。
日に日に一言になる会話。それでも送り続けてくれて。
最後の言葉は相談で、「よかったね。」
で終わりました。
メールができなくなって、相談する人がいなくなって、他に頼ろうとしたけど無理で。
ああ、一人で考える時期がまたやってきたと思いました。
約10年前が、本当に起業した日の朝が同じようにやってきた気がしました。
また、新しくスタートし、ちゃんと前を向いていこうと思いました。
私のお墓の前で泣かなないでください〜。じゃないけど、
泣いてもよろこばないしね、ポジティブな私に力を与えてくれる思い出だと思います。
本当に幸せでした。もうこのブログも読んでもらえないけど、ありがとう。
また次はお墓で会おうね。
感謝を込めて。
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